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そう簡単には抜けないよ

お客さんから

「床が抜けそうだ!何とかして欲しい!」

なんて連絡がありました。

 

取り合えず見に行ってみます。

 

問題の床は玄関先の辺り、

いわゆる玄関ホールと呼ばれる部分。

 

 

床を歩いてみると板が凹みます。

 

これはどうしてなのか?と言うと、

この床板は「合板(ごうはん)」と言って、

薄い板を何枚も貼り合わせて作ってあります。

 

長い年月の間に人の往来や、経年劣化などが

重なり、貼り合わさっていた板の接着が

剥がれて来て、人が乗るとフワフワするんです。

 

これを直す方法はいくつかあるのですが、

今回は「重ね張り」と言う工法で直します。

 

難しく聞こえるかも?しれませんが、

要は今のフロアの上からもう1枚フロアを

貼って行くんです。

 

この家は築35年くらいが経過している家ですが、

当時の建て方は今の様にバリアフリーでは

なかったので、廊下と部屋の間には敷居があります。

 

この敷居のお陰でフロアを貼って行くと

敷居の所でフロアをトン付け出来ます。

オマケに廊下側だけですが、敷居の高さまで

フロアが来るので半分バリアフリーになります。

 

 

まずは框(かまち)を取り付けます。

框と言うのはホールの玄関側の先端に付いている

材料の事です。

 

フロア材を貼って行く時の見切りになります。

 

床の重ね貼り様にリフォーム框と言う物があって

これを適切な長さにカットして取り付けます。

 

 

框が付いたらそれにぶつける様に

フロアを貼って行きます。

 

 

廊下には各部屋の入口があって、

そこには敷居があります。

そして敷居を覆う枠もあったりします。

 

フロアはこの敷居や枠に合わせてカットする

必要があります。

 

 

大工さんは寸法を計ってフロアをカットします。

これが意外と手間の掛かる作業なんです。

 

計ってみると分かるのですが、

かなり複雑な形をしているんです。

 

 

ピッタリ!取り付きました。

さすが大工さん!

紙1枚入らないくらいピッタリと納まっています。

 

よくこんな事できるよなぁ・・・

と、いつも感心します。

 

 

1列目を貼ると2列目を貼って行きます。

 

2列目は敷居や枠に干渉しない部分なので

少しだけ楽に貼れます。

 

・・・ま、3列目からまた大変なだけど。

 

 

こうして最後の1列、最後の1枚が貼り終えました。

 

ブログでは1回で書いていますが、

実際には2日掛けて貼っています。

 

面積は約3坪・・・畳6枚分なのですが、

フロアをカットしたりしながら貼ると

このくらい掛かります。

 

 

終わたら掃除。

 

これは僕の仕事。

なんだか年代物のホウキを使っていますが、

これお気に入りの一品。

 

意外と使い易いんです。

 

 

最初にお客さんから

「床が抜けそうだ!」と連絡があった。

なんて書きましたが、フロアがフワフワする程度で

床が抜けるなんて事はそうそうないです。

・・・放置してたら分かりませんが。

 

床が抜けるなんて事は、フロアの下地が

腐って折れた!なんて事が無い限り簡単には

抜けません。

 

ただ、抜ける時は突然抜けます。

これホントです。

 

あの時はびっくりしたよ!

しかも痛かった!

 

・・・・お前かい!